2009年 03月 05日
SUMIKA Project |
今回は、東京ガスさんが主催した、「SUMIKA Project」見学会です。
このプロジャクトは、東京ガスさんが未来の住まいを考えるため伊東豊雄さんに依頼したところから始まるそうです。
テーマは、「プリミティブな暮らし」で、伊東豊雄さんの呼びかけに応えた3人の建築家
藤森照信さん、西沢大良さん、藤本壮介さんにより
基本テーマ「プリミティブ(原始的な)」を残しつつ、インフォメーションセンターと3棟の住宅が完成しました。
伊東豊雄さん設計
「SUKIMAパヴィリオン」
壁面の模様は、六角形を崩した模様で
集成材をカットしながら1面づつ組んだものだそうです。中に4本の柱があるものの
隅には出てきません。植物のような構造体です。
藤森照信さん設計
「コールハウス」
建物の中心が居間・食事室となっています。
昔、人の住まいは洞窟で、火をたいてその周りに人が集まったそうです。
居間で見学者たちが床に座って説明を聞いていたんですが、本当に居心地がよかったんです。
西沢大良さん設計
「宇都宮ハウス」
この家には、窓がありません。壁面全てが、建具になっていて全てが
開く構造になっています。採光は、トップライトで、太陽の動きによって
1日の生活リズムが出来上がるそうです。
藤本壮介さん設計
「House before House」
一辺が2.5mの巨大積み木のようで、建物自体に木が植えられています。
全体に縦にも横にも動線がありジャングルジムや迷路のようになっていて、
見学者みんな終始笑顔で、とても楽しい空間でした。
「プリミティブな暮らし」というテーマから、「コールハウス」洞窟をイメージされたあの空間が妙に落ち着きました。開口部が通常より狭く計画されていてより洞窟らしさを感じることができました。「宇都宮ハウス」太陽の光によって生活リズムができる。そのために夏場の環境が厳しくなってしまうのを、風向きを考慮して暑くならないように地域の自然環境がしっかりと考慮されていました。「House before House」箱をいろいろな方向に向けずらした配置は、内部空間と外部空間の仕切りが薄くなりつながり、動線が様々なものになっていて楽しめる家でした。4人の建築家の4つの建物を観て回りましたが、同じテーマなのに4人それぞれの考え方でプランが広がる。こうなると「違う場所で、違うテーマでどういう建物ができるのか?」という気持ちが出てきてしまいます。
作成 スタッフ 山口慎司
このプロジャクトは、東京ガスさんが未来の住まいを考えるため伊東豊雄さんに依頼したところから始まるそうです。
テーマは、「プリミティブな暮らし」で、伊東豊雄さんの呼びかけに応えた3人の建築家
藤森照信さん、西沢大良さん、藤本壮介さんにより
基本テーマ「プリミティブ(原始的な)」を残しつつ、インフォメーションセンターと3棟の住宅が完成しました。
伊東豊雄さん設計
「SUKIMAパヴィリオン」
壁面の模様は、六角形を崩した模様で
集成材をカットしながら1面づつ組んだものだそうです。中に4本の柱があるものの
隅には出てきません。植物のような構造体です。
藤森照信さん設計
「コールハウス」
建物の中心が居間・食事室となっています。
昔、人の住まいは洞窟で、火をたいてその周りに人が集まったそうです。
居間で見学者たちが床に座って説明を聞いていたんですが、本当に居心地がよかったんです。
西沢大良さん設計
「宇都宮ハウス」
この家には、窓がありません。壁面全てが、建具になっていて全てが
開く構造になっています。採光は、トップライトで、太陽の動きによって
1日の生活リズムが出来上がるそうです。
藤本壮介さん設計
「House before House」
一辺が2.5mの巨大積み木のようで、建物自体に木が植えられています。
全体に縦にも横にも動線がありジャングルジムや迷路のようになっていて、
見学者みんな終始笑顔で、とても楽しい空間でした。
「プリミティブな暮らし」というテーマから、「コールハウス」洞窟をイメージされたあの空間が妙に落ち着きました。開口部が通常より狭く計画されていてより洞窟らしさを感じることができました。「宇都宮ハウス」太陽の光によって生活リズムができる。そのために夏場の環境が厳しくなってしまうのを、風向きを考慮して暑くならないように地域の自然環境がしっかりと考慮されていました。「House before House」箱をいろいろな方向に向けずらした配置は、内部空間と外部空間の仕切りが薄くなりつながり、動線が様々なものになっていて楽しめる家でした。4人の建築家の4つの建物を観て回りましたが、同じテーマなのに4人それぞれの考え方でプランが広がる。こうなると「違う場所で、違うテーマでどういう建物ができるのか?」という気持ちが出てきてしまいます。
作成 スタッフ 山口慎司
by sekkeiarai
| 2009-03-05 20:00
| 展示会・講習会