2011年 04月 06日
信楽焼きと佐川美術館 |
蓮田の現場で使う陶器浴槽の焼き上がった との連絡を受け、滋賀県、信楽焼きの丸元製陶へ製品検査に行った。
一度現場に納めた浴槽のふちにひびがあったため、作り直しをしたものだった。
今回の結果はOKだった。
焼き物の土は、大型浴槽に使える収縮の少ないものを選定しているが、土の中に含まれるいろいろな天然の成分は取れる場所により条件がかなり異なり、仕上りのひびに影響がでるそうだ。
また、今回の浴槽は1.3m×0.8m×0.5mとかなり大きく、長方形の平面をしており、壷型や小判型等に比べ、収縮が均一でなく特にひびが入りやすい。
窯に入れる前の乾燥段階でひびが入るものもある。
窯は大型の単窯が3基ある。
信楽には、登り窯も多くあったが、現在は公害防止条例にて通常は使うことが出来ない。環境と伝統産業の難しい現実がある。
せっかく滋賀に来たので、琵琶湖大橋のふもとにある佐川美術館を見学した。
佐川急便が創立40周年を記念して作られたもので、竹中工務店の設計・施工である。
大きな切妻屋根とコンクリート打ち放しの力強い建物に、水面から反射する光の揺らめきが実にきれいに映っている。
随所に佐藤忠良のブロンズがあり、建物のシンプルで力強い質感に対して、やわかい印象が対比的に配置されている。
池の下には、十五代樂吉左衞門の陶芸(樂茶碗)作品を展示する「樂吉左衞門館」が2007年に併設された。残念ながら茶室は予約制の為、見ることが出来なかった。
展示・建物とも、一見の価値があるので、近くに来たときは、ぜひ立ち寄ってみてください。
今回、陶器浴槽を納入した蓮田駅前にあるオークプラザの1階には、「レストラン味市場」や誰もが無料で入れる「足湯」があります。こちらも、ぜひお試しください。
文:村田
一度現場に納めた浴槽のふちにひびがあったため、作り直しをしたものだった。
今回の結果はOKだった。
焼き物の土は、大型浴槽に使える収縮の少ないものを選定しているが、土の中に含まれるいろいろな天然の成分は取れる場所により条件がかなり異なり、仕上りのひびに影響がでるそうだ。
また、今回の浴槽は1.3m×0.8m×0.5mとかなり大きく、長方形の平面をしており、壷型や小判型等に比べ、収縮が均一でなく特にひびが入りやすい。
窯に入れる前の乾燥段階でひびが入るものもある。
窯は大型の単窯が3基ある。
信楽には、登り窯も多くあったが、現在は公害防止条例にて通常は使うことが出来ない。環境と伝統産業の難しい現実がある。
せっかく滋賀に来たので、琵琶湖大橋のふもとにある佐川美術館を見学した。
佐川急便が創立40周年を記念して作られたもので、竹中工務店の設計・施工である。
大きな切妻屋根とコンクリート打ち放しの力強い建物に、水面から反射する光の揺らめきが実にきれいに映っている。
随所に佐藤忠良のブロンズがあり、建物のシンプルで力強い質感に対して、やわかい印象が対比的に配置されている。
池の下には、十五代樂吉左衞門の陶芸(樂茶碗)作品を展示する「樂吉左衞門館」が2007年に併設された。残念ながら茶室は予約制の為、見ることが出来なかった。
展示・建物とも、一見の価値があるので、近くに来たときは、ぜひ立ち寄ってみてください。
今回、陶器浴槽を納入した蓮田駅前にあるオークプラザの1階には、「レストラン味市場」や誰もが無料で入れる「足湯」があります。こちらも、ぜひお試しください。
文:村田
by sekkeiarai
| 2011-04-06 11:12
| 建築探訪