2010年 09月 10日
上海研修旅行2日目 |
1日目は、成田~上海までの移動だけでしたので、2日目より本格的に研修が始まります。 周荘、朱家角、老人福祉施設を視察するスケジュール。まずは、運河と橋の街「周荘」へ。街の中を運河が「井」の字形に交差しており、その脇に、明・清時代に建てられた民家が連なっている。民家の約60%は明・清時代に建てられているとの事。各所にあるアーチ型の橋は撮影スポットで橋の上は常に混雑。屋根の上には、隣の延焼を防ぐ防火壁(風火垣)がある。日本で言う「うだつ」である。街中の通路は、幅2m程度で狭く、観光客で大混雑。通路に沿って扇子、筆、彫刻品、写真屋等が建ち並ぶ。なぜか布団の店が賑わっていた。
■周荘の運河 ■風火垣
予定時間を大幅に過ぎてしまった為、予定を変更して今回の研修旅行で初となる中華料理を食べに朱家角にある中華料理屋へ。朱家角で有名な豚の甘辛煮など5品目を注文。豚の甘辛煮は、意外と美味しかったが、それ以外のメニューは、はしが進まずかなり残ってしまった。日本人の口にあう食べ物とそうでない食べ物がはっきり分かれた。水が美味しくない事が料理にも影響しているようだ。お腹を少し満たした後、朱家角の水郷へ。各方面へ張り巡らされた小運河に白壁の家並みが連なるのどかな風景。周荘では乗ることができなかった小舟に3槽に別れて乗船し運河を遊覧。上海近郊では最大の石橋(放生橋)をくぐって遊覧は終了。この橋の上から生きた鳥や魚を放つと幸せになれると言われている。あいにくの雨で遠くの景色まで見ることはできなかったが、上海が運河の街である事を実感する。
■昼食 ■朱家角の運河
アライ設計では福祉施設を中心に設計を行っており、ただ有名な街、建造物を見学するのではなく、その地域の介護福祉事情に触れることが今回の研修旅行の目的である。
そこで、中国でも最先端の施設がある介護施設(親和源)にお願いし見学させて頂く事に。看護専門病院、健康維持に有用な施設、レストラン、老年大学、図書館、文化娯楽体育活動室、休息所、喫茶店、スポーツ施設病院がある総合医療福祉エリアである。開所して5年が経っているが、入居率は40%程度と低い。今後の需要を見越して、一般の方でも借りる事が可能なマンションタイプを建設中との事。利用者は、大学の元教授等の富裕層が多く、各所に高級感がある。施設内は、自立型の有料老人ホームのようだが、玄関は、台所、洗面所等の納まりは、高齢者には不便なように感じた。宿泊先のホテルと同様、壁際、水廻りなど細かな部分の作りが雑で改めて日本建築(施工技術)の繊細さを実感した。
豊かになりつつある中国人は、居住環境の改善を求める方が増えてきており、若い世代との共同生活を望まなくなってきているとの事。最近、日本で多くなっている独居老人の比率が中国 (上海などの大都市)でも上昇してきており、上海でも高齢者への給食サービスを開始している。介護に対する需要が、世界一の人口の国・中国でも高まってきていることを実感した。
明日、研修旅行3日目はいよいよ世界万博の視察である。 謝謝! 担当:荻野
■居住エリア ■寝室
■台所 ■4人室(病院)
■周荘の運河 ■風火垣
予定時間を大幅に過ぎてしまった為、予定を変更して今回の研修旅行で初となる中華料理を食べに朱家角にある中華料理屋へ。朱家角で有名な豚の甘辛煮など5品目を注文。豚の甘辛煮は、意外と美味しかったが、それ以外のメニューは、はしが進まずかなり残ってしまった。日本人の口にあう食べ物とそうでない食べ物がはっきり分かれた。水が美味しくない事が料理にも影響しているようだ。お腹を少し満たした後、朱家角の水郷へ。各方面へ張り巡らされた小運河に白壁の家並みが連なるのどかな風景。周荘では乗ることができなかった小舟に3槽に別れて乗船し運河を遊覧。上海近郊では最大の石橋(放生橋)をくぐって遊覧は終了。この橋の上から生きた鳥や魚を放つと幸せになれると言われている。あいにくの雨で遠くの景色まで見ることはできなかったが、上海が運河の街である事を実感する。
■昼食 ■朱家角の運河
アライ設計では福祉施設を中心に設計を行っており、ただ有名な街、建造物を見学するのではなく、その地域の介護福祉事情に触れることが今回の研修旅行の目的である。
そこで、中国でも最先端の施設がある介護施設(親和源)にお願いし見学させて頂く事に。看護専門病院、健康維持に有用な施設、レストラン、老年大学、図書館、文化娯楽体育活動室、休息所、喫茶店、スポーツ施設病院がある総合医療福祉エリアである。開所して5年が経っているが、入居率は40%程度と低い。今後の需要を見越して、一般の方でも借りる事が可能なマンションタイプを建設中との事。利用者は、大学の元教授等の富裕層が多く、各所に高級感がある。施設内は、自立型の有料老人ホームのようだが、玄関は、台所、洗面所等の納まりは、高齢者には不便なように感じた。宿泊先のホテルと同様、壁際、水廻りなど細かな部分の作りが雑で改めて日本建築(施工技術)の繊細さを実感した。
豊かになりつつある中国人は、居住環境の改善を求める方が増えてきており、若い世代との共同生活を望まなくなってきているとの事。最近、日本で多くなっている独居老人の比率が中国 (上海などの大都市)でも上昇してきており、上海でも高齢者への給食サービスを開始している。介護に対する需要が、世界一の人口の国・中国でも高まってきていることを実感した。
明日、研修旅行3日目はいよいよ世界万博の視察である。 謝謝! 担当:荻野
■居住エリア ■寝室
■台所 ■4人室(病院)
by sekkeiarai
| 2010-09-10 22:49
| 行事